なぜきみはこの仕事に就いたんだね?

職場の上司との面談。

第一声、「なんできみはこの仕事に就いたんだ?」と問われる。

「なりたい仕事があるなら、この仕事に就かずに、はじめからそっちの仕事に就けばよかったじゃないか!」と、とても迷惑そうに上司は語気を強めて私に言った。

それに対して、私は、

「この仕事をやったことない自分より、やったことのある自分の方が面白いんじゃないかと思って・・」なんて、火に油を注ぐような返しをしてしまい、上司はさらに怒っていた。

上司が言いたいことは頭では理解できても、私の身体、心では理解できなかった。

ストレートにある一つの職業をやる続ける人もいるが、

色々な所に寄り道をして、紆余曲折しながら歩いていく人もいるのが世界じゃないか。

私はどちらかというと、後者の人間だと自覚している。

その上司は、一つの仕事を極めた人だったので、私が言っていること、私の人生観を理解してはもらえなかった。

一つのことを極めるのはもちろんかっこいいし、そう生きていきたいと憧れを持っていたこともあった。

しかし、自分はそんな生き方はできないんじゃないかと、社会人として、少し働き始めた時に気づいた。

やりたいこと、やったことのないこと、誰もしていないこと、誰かがやってみたいと思っていること、、、、、

たくさんの経験をして、いつか訪れる死を迎えたいと思っている。

そして、理解してもらえなかった上司に、アイツの生き方はそれはそれで良い生き方なのかもしれないなと思ってもらえるように、人生を歩んでいきたいと思う。

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