フクギョウのススメ
フクギョウと聞くと、みなさんはどんなイメージを思い浮かべるだろうか?
副業。お小遣い稼ぎ、少しでも家計の足しに。本業の他にする業。
複業。複数の仕事、いくつかの仕事持つこと、複数の業を同時に行う。いわゆるパラレルワーク。
どちらも本業に対して、それとは別に業を営んでいるというイメージかと思う。
僕は、フクギョウとして、
「福業」を提案してみたい。
言葉の定義としては、
幸福になるためにする業。
(胡散臭さが半端ない)
現代社会は「副業・複業をした方が良い!」とか、
「まだしていないんですか!?」などと色々なところで目にする。
そこで、僕は声を大にして言いたい、本業であろうと副業・複業であろうと
なんのためにするのかといえば、
幸福になるためじゃないのかと。
その対象はもちろん自分でもいいし、周りの人でもいいし、
まだ見ぬあの人でも、隣にいるあの人でも誰でもいい。
そしてなにより、「福業」はお金が発生していようが、していまいがどちらでもいい。
僕は社会人になってからいくつかの「福業」をしている。
例えば、「この本ご自由にどうぞ」がある。
どんな「福業」かというとその名の通り、この本ご自由にどうぞと書いたメッセージと共に本を置いておくというものだ。
なんのためにそんなことをしているのかと問われたら、
明確な答えはなく、「ただ思いついたから、やりたいと思ったから」という曖昧な言葉しか出てこない。
この「福業」を通して、僕自身はやる前より幸福感を感じている気がする。
根が目立ちたがり屋なので、そういう業をしているという幸福感、
自分の好きな本が誰かに貰っていただけた幸福感などなど。
周りの人からは理解されない気もするが、やっている当人は幸福を感じている。
また、本を貰っていった人はもちろん幸福になるはずだ。
もしかしたら、買おうと思っていた念願の一冊があるかもしれない。
(そうだった場合、幸福感はバク上がりだ)
こんな具合の「福業」を僕はいくつも生業としている。
「福業」を通して得られる最大のメリットは、
心の拠り所となるアジトをたくさん手に入れることができる。
「本業」でうまくいかないことが多少あっても、
「福業」で自分はこんなことをしているんだ!と、心の避難所になる。
ここまで読んでくれた方は薄々気づいているかもしれないが、
見方・捉え方によって、自分の全ての行動が「福業」といえる。
なぜならば、「自分もしくは周りの人が幸福になるための業」である。
「フクギョウ」と聞いて、私には難しそうとか思わなくていいんです。
お金を稼げなくたっていいんです。
いまここからでも準備をせずに始められるのが「福業」です。
是非、あなたも「福業」をはじめてみてはいかがでしょうか。
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