世界とは何か
親と子
幼馴染
好きになったあの人
週2で通ってしまう定食屋
毎日きくアーティスト
新刊が出ると買ってしまう作家の本
なぜか河原で拾った石
なぜ、どのように、それらは選択されてきたのだろうか?
「波長が合う、フィーリングが合う、バイブスが合う」とかよく言われる。
どの言葉も揺らぎを前提とした言葉で、リズムを想起させる。
「リズム」はもともと古代ギリシャの言葉で、
世界を構成する「アトム」という物質の動きを説明する言葉。
そして、「アトム」は世界の元であるから、世界の全ては「アトム」からできていて、
だから何にでもリズムがある。
つまり、全てのものはリズムを持っていて、
そのリズムが響きあうもの同士が、偶然にも(リズムが同じだから必然ともいえる)
お互い手を取り合っている。
その結果が、世界だとしたら、
それぞれが自分なりにリズムを築いて、響きあっているのだから、
世界とは「うた」「音楽」のようなものなのかもしれない。
五十嵐大介『魔女』を読んで。
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