喜多川泰『いただきます』(ディスカバー21)

喜多川さんの新作を読みました。その感想を少し。
以下、感想です。
いや~、やっぱり喜多川さんは喜多川さんだなというのが第一印象。
小学校4年生くらいから、喜多川さんの作品を読み続けている者としては、
あいかわらず、喜多川ワールドいいね!という感じの本であった。
内容は、詳しくは書かないが、今回の主人公は19歳の男の子、
舞台は大学の守衛室。主人公は大学生としてではなく、
大学の守衛さんとして働くところから物語が動き出していく。
物語の核となる「いただきます」の話については、
喜多川さんの講演会やメルマガで何回もきいたことがある内容で、
普遍的なことなんだろうなと改めて感じた。
年に1,2回喜多川さんの講演会に行くようになってから、
彼の新作を読むたびに、講演会の時はこのページを書いていたんだなあと、
思わされる場面がたくさんあって、講演会のひとつの楽しみであります。
最後に個人的に好きだった1節を紹介。
「一膳のご飯を作るためには宇宙の全てが必要」
日々、いただきますの気持ちを忘れずに過ごしたいものです。
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