【7通目】働くって?

君への手紙

生まれてくる君に知っておいて欲しいことを手紙にしようと考え、

15通の手紙を書こうと思い、早くも半分の7通目に達しました。
(いろいろあって早くはなかったか・・・・。)

偉そうに色々書いてみたものの、自分自身、姿として体現したいと思って出来ていないことばかり、、

こんなことを体現したいと思いつつ、人生を模索する父からの手紙として読んでくれると嬉しい限り。
(もがきながら、善くなろうとし続ける姿勢はみせられるのかな?)

本題に入るね。

きみに知っておいて欲しい7通目のテーマは「働くってなんだろう?」だ。

これを読んでいる君が今何歳かはわからないが、きみはいま働いているだろうか?

まだ子どもだから働いていないよ!

と思ってはいないだろうか?

そもそも「働く」ってなんだろうか?

きみはどう考えている?

仕事を通じて対価(主にお金)をもらうことかな?

お金をもらわなくても働いていると言える行動はあるかな?

多くの人は、「仕事を通じてお金をもらうこと」を「働く」だと考えているんじゃないだろうか。

僕はそんなふうに考えていない。

僕は「働く」とは、「自分の凹凸を使って人の役に立つこと」だと考えているんだ。
(ぜひ、以前書いた「凹凸のススメ」を読んで欲しい。凹凸は長所と短所のことだ。)

こう考えると、どうだろうか?

きみが何歳であろうと、働いているといえないだろうか。

自分の長所と短所を使って、人の役に立っていればいいから、究極をいえば、赤ちゃんであっても寝たきりの老人であっても「働いている」といえるんだ。

赤ちゃんは、ただそこにいるだけで、親や周りの人の生きる糧になり役に立っているね。

寝たきりの老人であっても同じことがいえるよね。

君がきみの母さんのお腹にあらわれた時、僕は心臓の手術をしたんだ。
(先天性の心臓疾患であり、25年間そんなこと知らなかった。)

一か月、病院にいたんだけど、もしかしたらこれも「働く」ということか?

と思ったんだ。

どういうことだろうか。

その時思ったことを説明するね。

僕の心臓の病気という凹によって、

お医者さんの手先の器用さや知識という凸が活きている。

つまり、僕の病気が人の役に立っているかもしれないと実感したんだ。

(具合が悪い人がいなければ、そもそもそれらを治療する役目の人はいらないよね。)

だから、そんなこともあって、

僕はこの世にいる全ての人はそこにいるだけで「仕事」をしていると思っているんだ。

僕のような病気を抱えている人、寝たきりの人、この世に生きるあらゆる人は、

誰かを助けているし、助けられることで、「仕事」をしている。

これらを踏まえて、是非きみには、

きみの凹が誰かの役に立って助けてもらっている恩返しとして、

きみはきみの凸を使って誰かの凹の役に立ってもらうことを願っている。

自分の凸(長所)なんて、あるのかな?

と思っているかもしれないが、ひとりひとりに凸(長所)は絶対に存在している。

もしかしたら、僕のように凹(短所)が人より多いことそのものが凸(長所)かもしれない笑

そうだとしても、悲観しなくて大丈夫だ。

凹(短所)が多ければ多いほど、それを凸(長所)とする人が集まってきてくれる。

きみは賢いから気づいてるかもしれないが、

僕の周りにいる人は、明らかに僕のレベルに合ってない偉人が多い。
(君の母さんもその一人。幼馴染やお世話になっている人も全員そうだね)

なんで、そうなっているのか?

凸と凹は表裏一体で、求めあうものなんだ。

それを「働く」というんだ。

自分の凹凸を思う存分使って、

きみが働いている姿をみられたら、

親としてこんな幸せなことはないと思っているよ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました